これは私が大学2年の時に実際に体験した話です。 今でも思い出すとゾッとします。
## 深夜のコンビニにて
その日は居酒屋でのバイトが終わるのが遅く、家に帰る途中で小腹が空いたので、いつものファミリーマートに立ち寄りました。時刻は深夜2時15分頃。外は小雨が降っていて、街は静まり返っていました。 店内に入ると、制服を着た同年代の男性が一人、弁当コーナーの前に立っていました。私と同じくらいの年齢で、どこかの会社の制服を着ているようでした。
## 奇妙な一致
私も弁当を選ぼうと彼の近くに行くと、なぜか同じタイミングで同じ商品に手を伸ばすのです。 「唐揚げ弁当」に手を伸ばすと、彼も同じ弁当に手を伸ばす。 「やっぱりこっちにしよう」と焼肉弁当に変えると、彼も同じように焼肉弁当に手を伸ばす。 「あ、どうぞ」と譲ったのですが、返事がありません。 よく見ると、彼の表情が全く変わらず、ずっと同じ方向を見つめているのです。
## レジでの出来事
少し気味が悪くなり、適当に弁当を手に取ってレジに向かいました。 すると、その男性も全く同じタイミングでレジに向かってきます。 レジには夜勤の店員さんが一人。20代前半の女性でした。 「いらっしゃいませ」と言われ、弁当を温めてもらいました。 でも不思議なのは、店員さんが私にだけ対応していること。 明らかに私の隣にいる男性を無視しているのです。 「あの、隣の方もお会計されるんじゃないですか？」 そう聞いた瞬間、店員さんの顔が青ざめました。
## 信じられない真実
「お客様…店内にはあなた一人しかいませんよ」 え？と思って振り返ると、確かに店内には私一人。 さっきまで隣にいた男性の姿はどこにもありません。 店員さんも震えながら、 「さっきからずっと、お客様が一人で弁当を選んだり、一人でレジに来られたりして…まさか見えていたんですか？」
## その後の真実
後日、そのコンビニでバイトしている友人から聞いた話では、3年前にそのコンビニで夜勤をしていた大学生が、強盗に遭って命を落としたそうです。 その人の特徴を聞くと、私が見た制服の男性と完全に一致していました。 今でもそのコンビニの前を通るたび、あの夜のことを思い出します。 もし深夜にコンビニで妙に気配を感じることがあったら…
それはもしかすると。 **あなたも深夜のコンビニで不思議な体験をしたことはありませんか？**
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